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敬虔な生活の再発見

a0010403_22361690.jpgミレーの絵「晩鐘」の中に残るこの素晴らしい光景こそ、現代の不条理な社会へ最良の規範になる。遠くの教会の晩鐘を合図に一日の農作業を終わり、感謝の祈りをする老夫婦、おそらく農機具も無く、農薬も無く環境汚染も無く、闇を照らす照明も無いだけに自然への畏敬の念と恵みを敬虔に受け入れる生活がそこにある。今更この時代に戻すのは時代錯誤であるが、良い面を評価し生活の中に取り戻してゆく行く中に、結果としてQuality of Lifeがあるのではないかと思う。

a0010403_2291230.jpg都会の夜景は一見華やかで夜を忘れさせるものがあるが、限りある資源を競うように消耗していることには間違いない。ここに自然に対する感謝も畏敬の念も見出せない。夜景ばかしではないが休むまもなく、どこかで誰かが、効率とか生産性という古くなりかかった経済概念のとりこになったかのように働いている。働かされている。強制されているかどうかは別にしてより高い報酬を求めて働いていることには大方のところ間違いない。人間の歴史の中で短時間にこれ程変化してしまった。
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by m-yokoyama | 2005-03-11 22:28 | 所感・雑感